Day3 その1 Lily Vanilliの肉肉しいパイとフルーツいっぱいタルト London2016

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3日目の朝です。この日は1番行きたかったお店で朝ごはんを食べるつもりだったので早めに外出しました。ふとエレベーターを何の気もなしに見ると、1階が”0″になっていることに気づきました。イギリスは日本でいう1階がGround Floorと呼ばれていて、日本でいう2階が1階と呼ばれておるのです。日本でいう3階が2階なのです。ややこしい。Ground Floorは0階なのかあ。地下のマイナス表示も新鮮です。

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Airbnbの部屋があるマンションの敷地は、こんな風に芝が美しく整えられていてすこぶる良い環境です。毎日この植え込みの横を清々しい気持ちで通り過ぎてました。

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部屋から1番近い駅は7分くらいです。駅の周辺には、マックがぽつん、と建ってました。それ以外駅前には特に何もなく、住むにはあんまり便利ではないところかなと思いました。

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電車と地下鉄を乗り継いで、ロンドンの中心部までやってきました。高級デパートLibertyがありました。建物からして味があってかわいいです。まだオープン前。街は静かです。

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City Mapperに行きたいお店までの道のりを尋ねたら、電車、地下鉄、バス、を乗り継いで40分も掛かる提案をされて、えー、もっと早く行けないかな?とGoogle Map先生にも尋ねたところ、電車と地下鉄だけで30分で行ける道のりを提案してくれました。よっしゃー!と提示された最寄駅にたどり着き、Google Map先生が示す、このカーナビーストリートの近くにある目的のお店を探したのですが、なんとなく事前に写真で見ていたお店の周りの雰囲気と違います。都会すぎるのです。

で、地図が示すピンの場所を見つけ出したのですが、ちがーーーーーう!!全然違うカフェが営業してました。誰だ!この店の名前で違う場所登録した奴は!!しかしキレている場合ではありません。せっかく早く出てきたのに無駄になった…とテンションを下げながら、急いでCity Mapper先輩にもう一度お尋ねしてみました。するとここから歩いて2分くらいのバス停からそのお店の近くまで走るバス路線が通っていることがわかりました。というか冷静になって確認すると、電車と地下鉄はここまで一緒でした。無駄になったのはカーナビーストリートをウロウロした時間程度ということがわかってホッとしました。

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すぐにやってきたバスに乗り込んで15分ほど揺られ、今度こそ本当に目的のお店の近くまでやってきました。こういう雰囲気のある住宅街の小道をすり抜けて行きます。

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少し視界が開けた広場にでました。周りは少しざわざわしていて、人が集まっている雰囲気です。薄ぼんやりとした曇り空はロンドンに来る前にロンドンに抱いていたイメージそのまんまの天気です。

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そしてついにお店の看板を見つけて、住宅に囲まれた中庭にずいっと入って行きました。写真の行き止まりにあるお店が目的のLily Vanilliという、日曜日にしか営業していないベーカリーです。

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中庭を抜けて白い扉の向こうにお店がありました。並んでも4、5人でしたが、ひっきりなしにお客さんはやってきていました。グレーのストライプのエプロンをつけたスタッフが3、4人いて、皆キビキビと感じよく働いておりました。

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そして、白くて大きめなカウンターに所狭しと並べられたタルト!タルト!そしてケーキ!心踊らないわけがありませぬ…バラの花びらを模したリンゴのタルトのかわいさにキュンときます。

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レモンのタルトも美味しそうだし、ピーカンナッツが乗ったブラウニーも素敵。

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これはプラムにルバーブのジャムかなんかが乗ってたパイだったかなー。写真にはこれしか撮れませんでしたが、他にもチョコタルトなど10種類程度並んでました。全部食べてみたくて、どれにしたら良いか全然選べません。困っておろおろしていたら、巻き髪にメガネがキュートな小柄なスタッフさんが声をかけてくれたので、必殺あなたのリコメンド何?作戦を発動しました。全部おすすめだけど、今ならフルーツのタルトとかかな?これとか。と指差してくれたプラムとオレンジのタルトを購入することにしました。それに唯一のしょっぱい系だったソーセージロールも一緒に。脂肪分が激しい選択になっていることは見て見ぬ振りです。

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タルトはとても可愛いスズランのお皿に乗せてくれました。いつもだったらこんな組み合わせにはコーヒーを飲みますが、つい紅茶を頼んでしまいます。ロンドンでは紅茶の方が安くて美味しいのではないかと云う気持ちになるのであります。

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この写真の奥の女の子とママが座っているベンチに腰掛けて食べてました。食べている途中で女の子がやってきて、何か話しかけてきてくれてめちゃめちゃかわいかったです…

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座っていたベンチの横にはお土産コーナーもありました。ポップコーン、グラノーラ、レシピ本が並べられています。ペパーミントグリーンが表紙のレシピ本は食べた後で手にいれました。20ポンドでした。その後訪れた本屋では売ってなかったので、ここで手に入れておいて正解でした。

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ゾンビカップケーキのレシピ本もありました。日本ではなかなか受け入れがたいテイスト。。

ドイツでも受け入れがたいテイストらしく、ドイツ版の表紙はこうなっておりました。

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ソーセージロールは黒胡椒がきいたパイにひき肉がぎゅうぎゅうに詰め込まれ、お肉の塩味と黒胡椒が重なりすぎてちょっとしょっぱい?と思ってたのに、割ったらさらに奥からベーコン出てきました。塩気と肉気アップ。肉脂肉脂しすぎて後半はちょっと辛かったです。

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そしておすすめしてもらったプラムとオレンジのタルトです!上に乗っかっているのはプラムとナッツがメイン、オレンジは皮が少しトッピングしてあるだけだったので、オレンジ度は低いのかと思いきや、クレームダマンドにしっかりオレンジの香りが練りこまれていました。酸味のあるジューシーなプラムと、甘すぎないフレッシュ感のあるオレンジ風味のダマンド(アーモンドクリーム)が絶妙な組み合わせです。昨日食べたピスタチオのケーキが激甘だったので、それくらいの甘さを覚悟していたのですが、全くそんなことはなく、とても食べやすくて、フルーツの香りを大切にしていて美味しいのです。人気がある理由がよくわかりました。食べてたら、テーブル拭きにきた、先ほどのスタッフさんに「タルトはどう?」と聞かれました。「とても美味しい。ありがとう!」というとにっこりしてくれました。

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こんなに落ち着く中庭で、テーブルに飾られたきれいなお花を眺めながら、美味しいお菓子をゆっくり食べられるなんて、最高かよ…!と感激してました。この雰囲気がとにかく素敵で、こんな中庭のある場所が日本にもあれば、カフェやるのになあと思ったりしました。

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やってくる人たちがみんなお花を抱えていたので、そういえば日曜日、この近くでお花のマーケットやっているんだった、と思い出しました。1番行きたかったお店で、想像よりも素敵なひとときと手に入れた後は、お花マーケットを眺めながら雑貨屋が並ぶ通りをぶらぶらします。

 

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