Day3 その9 川を行き来しながらフィッシュ&チップス london2016

一通り見たい作品は見終わったので、次はテート・モダンの塔(この写真参照)の一番上まで登ってみました。エレベーターがなかなか来なくて挫けそうになりましたが、ロンドンの街を一望できたので登ってきてよかったです。川の向こうにはセントポール大聖堂が見えます。

また違った方向の景色。名所は特にない。結構新しめのビル多め。パリの凱旋門に登った時は統率された街並みに感動しましたが、ロンドンは新しめのビル、工事中、歴史ある建物がバラバラと混在していて、日本に似ているなあという感想を持ちました。
そしてさすがに写真には撮れなかったんですが、テート・モダンのすぐ横に寄り添うように建っていて、なぜか住人たちがカーテンで隠すといったことをしていないので、部屋が丸見えのタワーマンションも見えました…。一応テート・モダンの壁に「プライベートは侵害しないようにしてね!」みたいな札がかかっていたんですが、さすがのこの距離感でカーテンもしていないのに、見るなっていうのは無理がある…と思いました。あまりにも堂々と中が見えるので、モデルルームかと思ったくらいです。異国の方のプライベート感覚は理解しがたいと肌で感じるのであります。

ロンドンの景色も見下ろして楽しんだので、行きとは違う出口からテート・モダンを出ました。川の前の広場のようなところで、バンド演奏してました。観客は100人くらいと結構いたのですが、ステージからある程度距離感を持って見ていたので写真には入りませんでした。女の子ボーカルのポップなバンドミュージックでしたが、この人たちもすごくレベルが高くて、何ていうバンドかわかれば後で調べてダウンロードしてもいいくらいだなあと思いました。バンド名を書いた看板とか、手がかりが何も見つからなかったので、頑張って誰なのかを突き止めるほどの情熱はなかったですが。ロンドンの音楽のレベルは高ぇです。日本のストリートミュージシャンは何故あんなにうっとうしく感じるのだろう。。

1枚目の写真に写っている歩行者専用の橋を渡って川の向こう側に渡ります。セントポール大聖堂を背景にいちゃつくカップルが絵になることよ…

橋の上で振り向くと、テート・モダンからのメッセージが見えました。そう、”art”は3人称単数だから、動詞には”s”がつくんですよね(違。

橋を渡っている途中に、右側にこんなキューブのオブジェも見えました。これも作品なのかな…上に人が乗っかっているみたいに見えますが、明らかにとても小さくて作り物です。何のメッセージなのかはわからない。

10分くらいかけて橋を渡って、こちら側に戻ってきました。すぐそこにセントポール大聖堂があるように見えますが、歩くと距離がありそうなので、近くまで見に行こうか迷って結局やめました。もうこの距離で建物が美しいのはわかったから、いいや…と思ってしまいます。一人だと全く観光名所に行く気にならないです…行ったら行ったでそれなりに感動するのはわかっているんですが。

6時を過ぎてだんだん日も暮れてきたので、今日はもう夕食にしようと思い、バスでお目当てのレストランに移動してきました。そろそろフィシュ&チップス行っとくかと思ってPoppiesに来たのであります。老舗のお店ではないようですが、フィッシュ&チップスで何かの賞を取って大人気店ということです。お店は人で溢れていて、とても賑わっています。

最初は中で食べようと思っていたのですが、店内満席で、to goして外のベンチで食べている人がいるくらいでした。お店のお姉さんも、持ち帰りならすぐできるわよ、と言ってきたし、ここで待って帰りが遅くなったら駅からマンションまでが暗くて怖いから嫌だなぁと思ってお持ち帰りすることにしました。すぐの揚げたてのブツを用意してくれたので、帰り道を探しました。この辺で無線につなげようとしてもまっったく繋がらないので辛かった記憶。

そしてCity Mapperがまたテート・モダン川側に行って国鉄に乗ることをすすめてきたので、素直にそれに従って川を渡ってバスでWaterloo駅まで行きました。ここまでは良い。駅に入ると、改札前には大量の乗客たちが、じっとひたすら改札上の電光掲示板を見つめていました。もしかして何か電車が遅れてるのかなあと思うくらいの人数でした。その電光掲示板を真似して見つめてみましたが、何が何やらさっぱりわかりません。。とりあえずマンションがある最寄の駅名が表示されているのは見つかったのですが、それが何番線から出るのかとか、何行きの電車なのかとかもわかりません。困った時は駅員さんに聞けばいい、と思いましたが、改札の外にいないので、中に入って捕まえて聞きました。駅員さんはポケットに入った紙を出して、そこなら今17番線から出る電車に乗れば良いと教えてくれました。しかし17番線がない。よくよく見回すと、17番線の改札は別の改札から入らなくてはなりませんでした。なんだこのシステム…改札にいる駅員さんに事情を説明して外に出してもらい、無事改札を入り直してお目当ての電車に乗ることができました。改札の外には大量の乗客たちが電光掲示板を見つめていましたが、アナウンスが鳴り響いた直後にドヤーーーーーっと中に入ってきました。なんかわからない、なんかわからなくて怖い、と思いながら電車が発車するのを待ちました。電車はなかなか出ませんでした。。そしてこれは国鉄わからなくて怖いのまだ序章に過ぎないことが後にわかるのであります…

結局マンションに帰ってきたのは8時を過ぎた頃でした。怖いから早く帰ろうと思ったのに、電車でわやわやしていたせいで1時間半くらいかかりました。しかし揚げたてのフィッシュ&チップスはまだほんのり温かかったです。フィッシュは白身魚以外にもサバとかいろいろ選べたのですが、やっぱり定番の鱈にしました。値段も1番安かったです。フィッシュとチップスで6.5ポンドか7ポンドくらい。チップスの方もバリエーションあったような気がしますが、これも一番定番のものにしてみました。レストランで食べてたら、税金などで1.5倍額くらいは行きそうです。フィッシュはとにかく大きくて、肉厚で、日本の鱈の切り身の4倍くらいはありそうです。大ぶりポーションで揚げているせいか、中の身はふんわりしていい具合に蒸されていてとても美味しいです。しかし味は淡白なので、お姉さんが適当に振りかけたビネガーがかかっていないところは薄味で食べるのが辛かったです。お店だったらテーブルのビネガーをかけ放題だったか。。チップスはさすがにフニャっとしていましたが、まだカリッと感が残っているところもあって半分は食べられました。よく見たら箱にFish&Chips AwardsのWinnerってかいてあった。そういえば箱を包んでくれた包み紙も可愛くて、上の写真にちらっと写ってはいますが、包んであるところも撮っておけばよかったです。

テレビをつけたらBBCで、日本でもよく見かけるオーディション番組がやってました。ポール・ボッツとか、スーザン・ボイルとか?オペラの人とかが世に出たやつです。辛口審査員同士が言い合いした後にすぐ仲直りするという茶番を演じていて、日本のバラエティ番組みたいと思いました。

長かった3日目もやっと終わり、明日はついに旅の最大の目的である「あれ」を食べに参ります。

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