Day6 その1 The Wolseleyでロンドン1の朝食を London2016

ロンドンを旅立つ日の朝です。最後の朝なので、ロンドン1の朝食が食べられるというレストランに日本で予約を入れておりました。予約しないとそのレストランで朝ごはんを食べるのは無理、と聞いていたからです。ひとり客でも予約できるかなあと心配でしたが、ネットでサッと予約できました。一人の選択肢もちゃんとあり、問題なしでした。

少し早めの時間にでたら、思いの外早く最寄駅のグリーンパークについてしまいました。少し肌寒くて公園でぶらりする気分にならなかったので、近くのカフェでお茶して予約の時間を待ちました。駅のすぐ近くにあったチェーン店らしいCaffe Neroはロンドン中よく見かけて、どんなものなのか気になっていたので、この機会にと入ってみました。名前の通りイタリア風のエスプレッソベースのコーヒーを出すお店です。内装は所々ソファがぼろっとしてたのですが、スペースにゆとりがあって悪くはない感じです。

カフェオレを頼みました。まあ普通です。近くのオフィス街で働いていると思われるビジネスマンたちがひっきりなしに入って来て、お店もお客さんも忙しそうに見えました。朝ごはんを食べるために時間を潰す贅沢をかみしめました。

時間になったので、Caffe Neroのすぐ近くにあるRitzに向かいました。言わずと知れた高級ホテルでございます。しかし目的はリッツではなくて

リッツの隣の建物にある、The Wolseleyであります。重厚な建物と扉デザインに期待が高まります。ちなみに予約はHPのReservationのページから簡単にできますよ。

扉を開くと天井の高い空間に、クラッシックな内装が出迎えてくれました。ウォルズリーはとにかく雰囲気が最高、と聞いていたので、それがすぐに納得できてしまいました。こんな空間で朝ごはんを食べられるなんて幸せです。店内は満席で、本当に予約できているか心配でしたが、レセプションで「予約しているのですが。。」と恐る恐る声をかけると、名前を確認することなく、「ご予約ありがとうございます。ご案内します」とすぐに上の写真の真ん中に写ってる長身の男性が、笑顔で案内してくれました。名前と人数と時刻から判断したのかな?そういえばイガートンホテルのアフターヌーンティーの時も名前は聞かれなかったことを思い出しました。これがロンドンの一流の接客なのだろうか。意外と自分の名前は聞き取られにくいので、何度か言わなくてはいけないストレスから解放されてありがたいです。すぐ横でチャイニーズかコリアンの男性二人組が、予約をしていないけど来たんだから中に入れてくれ、何分待てば入れるんだ?と言っていてモメており、予約入れておいてよかったなあとホッとしました。

通された席は一人だったけどテーブル席で広々としており、隣のお客さんとの距離感も気になりません。とても騒がしくずっとざわざわとしておりましたが、活気があるとも言えるかもしれません。席の前にはカウンター、中2階席も見えました。

振り向いて店内を見回したら、こんな柱の周りのソファ席もありました。向かいの席も一人がけソファで、基本店内はソファ席しかないようです。隅から隅まで見たわけではないので、もしかしたらカウンター席などもあるのかもしれませんが。

メニューを開くとまずヴィエノワズリー枠が目に入りました。クロワッサンやデニッシュなどのフランス仕込みなものから、ストロベリークリームドーナツまでラインナップしてました。単品でもバスケットでも頼めて、とても心惹かれましたが、ここでは甘いものはやめておこうと目をそらしました。その下は甘い仕上げをしたバゲット、その下はヨーグルトやミューズリー、フレッシュフルーツのコーナーです。

こちらのページが食事系のホットブレックファーストです。ここに来るまでは、やっぱりイングリッシュブレックファースト頼もうかなーと悩んでいたのですが、どうしてもキドニービーンズが美味しくなさそうなのでやめました。高いし。ベーグル、卵料理、フレンチトーストなど一通り揃っており、とても迷ったのですが、サンドイッチが食べたいなと思ってCumberland Sausage Sandwich. にしました。Cumberlandってなんだろうと思ったら地名らしく、Cumberland Sausageはその土地で伝統的に作られている長いソーセージのことのようです。

テーブルセットが完了すると同時に紅茶もやってきました。銀のポットでサーブされた紅茶は別注文で、ここは朝の定番イングリッシュ・ブレックファーストティーにしてみました。この紅茶を飲むのに最高のシチュエーションだと思われます。

ソーセージサンドイッチもやってきました。なんか思っていたのとちょっと違うー!そして野菜0かー!とちょっぴりがっかりしましたが

こんがり焼き色がついたソーセージがとても美味しそうだし、結構ボリュームあるので、まあいっかー!とすぐに気持ちが切り替わりました。注文した時キャリアが長そうな白髪のダンディなムッシュに、ソースは何にする?ケチャップ?グレイビー?と聞かれ、グレイビーが珍しいので迷ったのですが、やっぱり安定のケチャップにしてみました。が、よく見るとパンにトマトソース的な何か塗られています。このソースで結構味がついてるのかな?とソースだけ少しすくって食べてみたところ、ケチャップをすごく薄めた変に甘い味で、イギリスの食事はマズイと言われていた頃の名残を感じました。しかしケチャップをたっぷりのせたら、ソーセージジューシーで美味しいし、パンはソーセージとバランスの良い柔らかさと厚さで、ソースの味は一切忘れることができたので問題なしです。

添えられていたミルクが生乳ぽかったので、ミルクティーにしてみました。紅茶はポットにたっぷり入っていて美味しいです。周りはずっとざわざわはしていますが、空間がゆったりしているせいか、不思議と落ち着いた気持ちになってゆっくり紅茶を飲むことができました。チョイスが王道ではなかったせいか、No.1の朝食と呼ばれる所以は食事からは分かりませんでしたが、空間を含めるととても納得できました。次来ることがあれば、ヴィエノワズリーで甘い朝食を食べたいです。

朝をゆっくり贅沢な気持ちで過ごした後は、街をぶらぶらしながら散歩します。

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