3日目 その5 白樺とプティングケーキとぶどうソフト@富良野の六花亭

いよいよ六花亭の店内に入ります。入ってすぐにイートインスペースのメニューがお出迎えしてくれます。旭川神楽岡店と微妙な違いのあるメニュー構成に興奮しました。パーナ(※富良野の六花亭=カンパーナ六花亭の略)限定のぶどうソフトとふらの餅が目に入ります。あと旭川神楽岡店ではふつうのプレーンなチーズケーキだったプレミアムが、紅茶になっています。そして何よりお食事メニューにある智宏風ハヤシライス。名字じゃなくて下の名前をネーミングに使うセンス、「智宏誰やねん」のツッコミ待ちをしているとしか思えません。ちなみに正解は公式に書いてあります。

イートインスペースは入って左側にあり、こんな感じで広々としています。この写真の向かって左側、窓際の反対側に注文カウンターがあります。入って右側の販売スペースも気になったのですが、自転車で上り坂を上りつづけた疲れが出ており、早くお茶したい気分だったので、後でゆっくり見ようと先にイートインスペースに立ち寄ることにしました。

パーナは噂通り、イートインスペースを利用するお客さんはコーヒー無料でした。隣に紙コップが積まれております。ありがたく頂戴します。

椅子やテーブルはそんなに高級感のある素材ではありませんでしたが、デザインがこの空間にあっていて素敵でした。ひびのこずえ風?に見えなくもないです。

窓際の席に陣取り、カウンターで注文したおやつをのせた給食風のアルミのトレイと、窓の外に広がる白樺の美しい風景を眺めてご満悦です。こちらサイドの窓の向こうには白樺の林が見えて、森の中のカフェにいる気分を味わえました。

注文したのはパーナ限定ぶどうソフトクリームです。富良野で育てたぶどうの果汁が使われているらしいです。喉を潤すみずみずしく甘酸っぱいぶどう味が最高でした。ソフトクリームですが、クリーム感より果汁感が強かったです。しかし量が多くて途中から若干飽きてしまったことは否めません。単品だとわかりづらいのですが、都会のデパートでちんまり盛られるシングルサイズのジェラートの1.8倍くらいありました。

プティングケーキはいわゆるパンプティングで、昔風のかためのプリンの中に、フレンチトースト風のパンがひそんでいます。洋酒などは特に使われておらず、ちびっ子でも食べられるシンプルなたまご、さとう、牛乳!な味でした。素材が新鮮だからこそおいしい王道の味わいでした。

しばらくしてもう1つ頼んでいたふらの餅がやってきました。赤えんどう豆入りのお餅でこしあんをつつみ、食べる直前に両面焼きつけてこんがりした焼き目をつけてくれます。焼くのに時間がかかるのと、100円というお手頃価格もあってか、これを注文している人が多かったので、持ってきてくれるまで少し時間がかかりました。焼き立ての香ばしいお餅の香りに甘いこしあん、それに塩味がきいた赤えんどうの食感の組み合わせがよかったです。豆好きには必ず食べることをおすすめしたいです。

正面の窓の広いデッキの向こうには、連なる山々とひたすら青い空が広がってます。この風景を見ながらぶどうソフトを食べると、さわやかさが倍増します。こうしてぶどうソフトを食べてコーヒー飲んでこの景色を見て、プティングケーキを食べてコーヒーを飲んでこの景色見て、ふらの餅を食べて(以下同)…としていると本当に日常を忘れられます。好きなものばかりに囲まれて幸せです。

幸せなひとときを過ごした後、販売スペースをウキウキしながら覗いてみました。そしていきなり絶対パーナで手に入れておかなければと思った「カンパーナふらの」が品切れしているのに気づいて衝撃を受けました。フレッシュなぶどうをまるごとホワイトチョコレートで包んだカンパーナふらの…どんな味がするんだろう、ととても楽しみにしていたのに…「ここの畑で採れたぶどうを使っています!」のキャッチフレーズがさらに手に入れられなかった悲しみを増幅させました。

横にあった「富良野あんころ」もたぶんパーナ限定のおやつだと思うのですが、和菓子はふらの餅で満足してしまったので、カンパーナふらのを手に入れられなかった痛みを代わりに癒やす一品とはなりませんでした。こちらも富良野で採れる、青えんどうで作れらたおはぎのようです。色がとてもきれいなのでインスタに映える気がします。

ふと見た立て看板のお菓子のネーミングに釘付けになり、思わず写真を撮りました。「うんとこせーどっこいしょ」なるこのお菓子はブルーベリーフィリングをはさんだどら焼きのようなお菓子みたいです。「いつものアレ」の時もすごいなって思いましたが、六花亭の独特なお菓子のネーミングセンスはお菓子界の小林製薬と呼んでも差し支えないレベルと思われます。

そして旭川神楽岡店では空っぽになっていたケーキのショーケースに、生ケーキの数々が並んでいることに気づきました。しまった、これイートインで食べたかったんだ…と、とても後悔しました。チラッと見たところ、ケーキの大きさは普通かちょっと大ぶりなくらいなのに、ほぼすべて260円というありえない金額が値付けられています。260円でどこまでの味になっているのか気になってしょうがなかったのですが、さすがにもう甘いものが食べられないくらいお腹はいっぱいだったので、次の六花亭に行ったら絶対忘れずに食べよう、と心に誓ってあきらめました。

お菓子だけではなくてグッズも充実していました。シールやクリアファイル、ボールペンなど六花亭のあの花の絵が描いてあって軒並みかわいいです。こういうテイストが確実に好きだとわかっている人にならば、お土産に買って行けるのになあと思いました。わからなければやっぱりお菓子を買っていくのが無難だと思ってしまいます。

あの花柄のマスキングテープや、マルセイバターサンドパッケージデザインのタオルもありました。タオルはふかふかで気持ちよさそうでした。これも好みがあるけど、バターサンドが大好きな人なら喜んでくれるかもしれないです…

そしてレジ近くで噂のおやつ屋さんの案内も発見しました。通販にもありますが、直営店限定の生菓子系のおやつ屋さんです。受付期間に予約を入れておけば、生ケーキ4つのセットが600円みたいな、あり得ないくらいお得なセットを手に入れることができるのです。この時はいろいろな種類のおはぎが5個セットでした。このセットもかなりお得だし、どれもおいしそうでそそります。やっぱり北海道のもち米と小豆を使っているとひと味違うのかな?と思っておはぎがだんだん食べたくなってきました。

お店の中をさがしたところ、1個売りのおはぎが売っていたので思わず買ってしまいました。1個150円です。縦方向は手のひらくらいの大きさがあって、ずっしり重いのにこの値段は安いです。

後ほど食べるときに写真を撮った場所が暗すぎて、あんの色が異様に明るくなってしまったのですが、もっと普通の小豆色をしていました。小豆は程よく甘くてしっとり、もち米は全くべちゃっとはしておらずお米の食感を残しながらもちもちで、とても美味しかったです。緑のあんころの方も買っておけば良かったなー、と後悔しました。

この後も六花亭にはもう1店舗くらい行くつもりだったので、お土産のお菓子と雑貨は旅の終わりの方で行くお店で手に入れようと思い、ここでは買いませんでした。旅の途中で自分が食べる用に、と思ってしょっぱい系のお菓子を1つだけ買いました。「なんもなんも」という、パルメザンチーズをこんがり焼いたスナック系のお菓子です。これもなかなかのネーミングであります。本当にチーズ以外は何も入れていない、The チーズ!な塩味で、たぶんビールを飲む人ならビール飲みたくなるって言いたくなりそうな味です。癖になるのでばりばり食べてしまいました。

お菓子を食べて売っているお菓子を観察し、研修旅行らしいタスクは完了できたので、あとはパーナの敷地内をふらふら散歩して駅に戻ろうと思いました。ひとまず 広々としたデッキに出てみました。さらに開放感が増して気分がよくなります。 次は敷地内の違う建物などをふらふらめぐります。

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