六花亭のおやつ屋さん@東京

北海道研修旅日記は終わりましたが、先日銀座SIXに六花亭のポップアップストアがおやつ屋さんを引き連れてやってきたので、引き続き研修(おやつを貪り食う)を日報に記録していきたいと思います。

北海道物産展にはよく出店している六花亭ですが、今回はおやつ屋さんを引き連れて来るというのが大ニュースです。おやつ屋さんとは毎月六花亭の店舗で販売している生菓子中心のお得なおやつセットなのですが、予約制なので、その予約期間と受け取り期間に六花亭のお店に行かなければならず、実質北海道限定となっておりました。今回は道外初進出だそうです。ちなみにオンラインショップにもおやつ屋さんはありますが、焼き菓子限定で値段もそれなりです。送料を入れると日々のおやつにするにはちょい高いかなとも思います。美味しいけど。好きだけど。

おやつ屋さん進出のニュースを聞きつけて、さっそく銀座SIXに向かいました。問い合わせ先がわからず、詳細もわからず、予約制になるのかなーどういうシステムなのかなー、と悩みましたが行ったほうが話が早そうだなと思ったのです。銀座SIXに到着すると、高級ブランドが並ぶ2階のエスカレータのすぐ横に、想像よりもまあまあ広いスペースを取って六花亭のお菓子や雑貨が並んでおりました。この写真は何日か後に撮ったので品薄でしたが、初日のオープン1時間後くらいに到着したときは棚にびっしり箱物お菓子が並べられていました。わたくしめが北海道旅行で1番買いたかったクッキー缶・○△□も積んでありました。でも初日以外見かけなかったので、入荷数は多くなかったようです。

そしておやつ屋さん!冷蔵ケースにぎっしり並べられておりました。野花の紙に包まれた小さな箱です。わー、これ買っていいのかなー、と近くにいた店員さんに声をかけて、東京のおやつ屋さんのシステムを確認してみました。今回は期間が2週間のため、曜日ごとにテーマを変えて販売するということでした。今日がチーズ、明日が大福、そして明後日からチョコレート、おはぎ、ロールケーキ、どら焼き、シーフォームケーキと続いていくようです。ちなみにシーフォームケーキはふわふわスポンジ生地の中にカスタードクリームなどをつめたお菓子です。和菓子と洋菓子が交互になるように組んだとのこと。店頭か電話で予約すれば取り置きしてくれるし、午前中だったら予約なしでも買える可能性が高いとは言われましたが、心配なので確実にとりに来れそうなチョコレート、おはぎだけ予約することにしました。どら焼きとロールケーキにもかなり心ひかれましたが今回は我慢しました。。価格は1箱800円です。現地では600円(昔は500円だと記憶してましたが、値上がったか税が上がったので込で600円になったのかも)なので上乗せされていますが、銀座価格で800円はとてもお手頃に感じてしまいます。

そしてチーズは並べられているものから1箱頂いてきました。箱の中にぴったりと詰められた4種類のチーズを使った生菓子です。各ケーキの説明リーフレットとお客様のお声はがきも同封されておりました。

1つ目のダブルチーズ(アップルキャラメル)と名付けられたケーキです。写真だとわかりづらいかもしれませんが、普通にお店で単品で売っているケーキくらいの大きさがあります。そしてずっしり重いです。これが1個200円なんて…コンビニのケーキとくらべてもだいぶお得な感じです。そして味もコンビニの味は軽く超えてます。キャラメル風味のベイクドチーズケーキの上にはリンゴのシロップ煮を入れたレアチーズムースが重なっています。上にのっているのは砕いたマルセイビスケットかな。ムースにも青りんごピューレが使われていてリンゴの風味がしっかりします。ホロ苦キャラメルチーズとの組み合わせが結構新鮮です。

六花ロールはふわふわスポンジ生地でクリームチーズとサワークリームでできたチーズクリームを巻いてます。レモン汁で酸味もしっかりきいているタイプです。六花亭醍醐というブッセでチーズクリームをはさんだ大好きなお菓子と味が似てます。このチーズクリームを真似していつかロールケーキ作ろうと思っています。

結構しっかりした入れ物に入ったレアチーズケーキです。上のクリームの紫はブルーベリーです。その下はレモン以外にもみかんジュースやオレンジリキュールを使って酸味に奥行きを出したレアチーズケーキです。底には砕いたマルセイビスケットが敷いてあるのですが、これが本当に砕いたままで、レアチーズの食感といまひとつ合っていなかった感がありました。入れなくても十分と思った次第です。

プレミアム25と名付けられたこのチーズケーキは、2.5時間かけてじっくりと焼き上げたのがその名の由来のようです。確かにこれが1番口溶けよくスフレっぽい食感でしたが、酸味が薄くてちょっと味が淡白だったかもしれません。これはレモンの皮の粉末を使っていたようです。レモンの使い方もケーキによって変えていてこだわりを感じます。

全体的にはもちろん人気のパティスリー(マパテに出店するレベル)のプチガトーの味にはかないませんが、コンビニスイーツやチェーンのケーキ屋さんの味よりはレベル高いです。値段は同等かそれ以下かなのに。気軽に食べれるのにこの味だったら幸せだなー、と感激しました。道民なら欠かさずおやつ屋さんを予約してしまうなと思いました。

そして後日1番人気らしいチョコレートも手に入れました。長方形の箱にぴったり収まっている様がかわいいです。ボーダーのチョコスクエアはココアとコーヒーのスポンジでバタークリームではさんでいます。まわりはチョココーティングされてます。これが1番おいしそうだなーと期待したのですが、コーヒーの風味が少し薄くていまひとつだったかもです。六花ロールのチョコもオレンジ風味のチョコクリームを巻いていて、おいしいといえばおいしいけどチョコレートの濃厚さが感じられず、少し物足りなかったです。でもこのセットが1番人気らしいので、世間がチョコに求めるのはこれくらいの薄さと軽さなのだなと思いましたです。

大平原と名付けられたマドレーヌのチョコ版・めんこい大平原(チョコ)は、ぽんぽんつまめるサイズとチョコの軽い感じが合っていたので、これはアリだなと思いました。ブラウニーはわたしの知っているブラウニーではないと思うくらいライトな上にライトでしたが、ビタースイートチョコで固めたクッキー下地にくるみ入りのベイクドチョコレートケーキを重ねていて、一クセある作りにはしていました。でも軽いのですよね。ブラウニーと名付けるのであればねっちりもっちりは欲しいところです。くるみのココアケーキという名付けなら納得できたかもです。

そして購入した中で唯一の和菓子・おはぎセットです。旅行中に食べたおはぎの美味しさが忘れられず予約してしまいました。箱をあけたときのかわいさがたまりません。これだけは両親も食べてくれそうと思ってもう1箱買って献上しました。甘いのですが買って帰ってすぐ食べたくて、夜ご飯に2個ほど食べてしまいました。豆は塩味のきいた大納言小豆、枝豆、大豆がもち米に散りばめられているので夜ご飯でイケるタイプのやつ、と思いましたが、中からこしあんが出てきたのでやっぱりおやつだったと思いました。でもこの餡の程よい甘さが疲れを癒やす。。としみじみ食べました。もう1個食べてしまったピンクのさくらも塩味きかせ気味の桜あんでもち米を包んでいて、和菓子のようなおいしさでした。さすがにご飯にするには無理があったと感じたので、残りはおやつに食べました。基本の小倉、黒豆きなこがたっぷりまぶされた香ばしいきなこ、春の香りがつまった緑のよもぎ、いずれも求めている甘さをしっかり持っているのに甘すぎず、もち米はしっかりと形を残しているのにもちもちの良い加減で最高でした。きなことよもぎは中から小倉餡が出てきます。まめまめしい餡もおいしいです。スーパーで買える形のないブヨブヨのもち米を包んだあのおはぎはおはぎではないと言い切れるくらい、美しくておいしいおはぎでありました。銀座の和菓子屋さんでもこのレベルのおはぎはなかなか買えないよな、とお得感をかみしめました。

その他旅行では味見で1つしか買わなかった、「いつか来た道」を箱買いしました。さわやかレモンクリームとマルメロゼリーがサクサクパイにはさまれていて、やっぱり美味しいです。これからの季節にぴったりの味わいです。しかし何でクリームをはさんでいるのにこんなにパイがサクサクしているんだろう。。とサクサクさせながら思い巡らせました。

北海道旅行で買えなかった白地のクッションカバーが売っていたので、訪れるたびに今日買おうかなー、いやまた来るからその時でいいかー、と先送りにしてたらミナさんが坂口健太郎写真集のお返しにプレゼントしてくれました♡汚したくないからただ飾られているクッションだけど、見る度に癒やされます。かわいい〜〜。いつか全種類コンプリートして大きなソファーに並べたいです。。

(余談)

そして最後は六花亭と何も関係のないスタバネタ(愚痴)です。普段は近寄りもしない銀座SIXでしたが、上階に蔦屋書店があったので、欲しい本を探すために立ち寄ってみました。わー、こんなオシャレ空間があったんだー、さすが銀座ですわー、とウキウキし、キュレーションバリバリの本の並べを最初は面白がったのですが、欲しい本が見つからないし見つけずらいしで疲れてしまいました。あとアート系の本がえ?ここもアート系?ここも?とひくほど充実していました。その系の人々にはありがたいのかもしれません(かつての自分も)。本探しに疲れたので思わず横のスタバでお茶しました。シナモンロールは温めたグレーズを後掛けする方式にしていて期待してしまいましたが、いつものパサパサシナモンロールで特に代わりはなくがっかりしました。期待しなければいつものアレね、で済んだのに。。そしてこの時はいちごフラペを推してたせいか紙ナプキンにもいちごプリントしてました。こういうのかわいいけど、このお金があるのであればシナモンロールのパッサーをもう少しなんとかしてほしいとも思うのでした。

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