Day2 その5　モアイもメンフィスも漫☆画太郎キャラもいる大英博物館　London2016

荷物チェックを終えて、早速大英博物館の中に入ってみました。外観はとても重厚な雰囲気なのに、ロビーの中は真っ白で、ぱっ！と綺麗で明るいです。しかしキョロキョロ見回しても、オーディオの受付などのカウンターは見あたるのですが、チケット売り場が見つかりません。どこにあるんだろう。。としばらくウロウロ探してたら、寄付を募っているBoxを見かけました。そして、普通の施設なら無料でもらえるような館内を案内するパンフレット類は、軒並み1ポンドの値段が付けられていました。もしかしたら、大英博物館、無料…？と気づき、ネットで調べてみたところ、無料でした。こんなスケールの大きな博物館を、無料でどうやって維持しているんだろう。。と思いつつ、ありがたく入場させていただくことにしました。企画展で「エジプトの失われた世界」やってました。面白そうでした。

カゴものを扱う雑貨屋のショーウインドウ？いいえ、大英博物館です。

エジプト企画展と連動しているのか、アフリカの手仕事特集みたいなものをやっていました。青山あたりなら高値をつけられそうなかごバッグが飾られておりました。斜めボーダーかわいい。

隅から隅まで見て回るのは無理そうだったので、ふらりと適当に歩いて、出会ったものだけ鑑賞することにしました。アフリカ手仕事コーナーを抜けると、まずはモアイ像に出会いました。写真だと伝わりづらいかもしれませんが、なかなかの大きさと迫力です。写真は1人しか写ってませんですが、あと何人かのモアイさまがおりました。

ハッ！これ、ミナさん…？
とても厳かな、お団子３人組がおりました。この辺りは、中国コーナーが近かったかもしれないです。

これは中国の陶器コーナーです。金魚のお皿、めっちゃかわいいなー、と思って撮りました。この淡い緑の絶妙な色合いが、金魚のピンクに合ってます。

中国の陶器コーナーのほかにも、韓国単独コーナーもありました。陶器や民族衣装が飾られてたかな？

我ら日本のコーナーもありました。中国と同じくらいの取り扱いの広さで、ちょっと嬉しかったです。このちょっと魚にも見える水色のお皿も素敵でした。

で、どんなものが飾られているのかなあと覗いてみると、こんな何時間も眺められていそうな繊細彫刻や(彫刻…！)

ビックコミックスピリッツや(なぜこの号なのかは不明)

フリルがついた蝶々柄という最強にガーリーな小皿や(隣のツボ柄も可愛い)

この写真の撮り方はひどい…ですが、夜半の夢うつつを2次元に閉じ込めたかのようなとても素敵な「魚座」というタイトルの吹田文明さんの版画や

プチサイズのキモカワいいいモチーフの彫刻があったり。
魚、鳥、羊？、うさぎあたりのモチーフは、リアルでもとても可愛いんですけど、とっくりにタコみたいなやつがくっついているの何なの…
彫刻と書きましたが、これは「根付」というもので、江戸時代のオシャレ男子たちが携帯用印籠や巾着を帯に引っ掛けるために使われた、実用性の高いオシャレ小物らしいのです。こんなものがあるなんて、ロンドン来て初めて知りました…海外にコレクターが多くいるらしいです。その集めたくなる気持ち、かなりわかります。小指もしくは小指の先くらいの大きさしかないものでも、細かいところまでよく作りこまれていて、見ていて飽きないのです。

こちらは多分、漫☆画太郎先生モデル。江戸時代からこのテイスト、あったんだなあ…江戸のオシャ男子は本当にこれがカッコイイを思って使っていたのか？？

これは本当にかっこよかったので、単独アップでしっかり撮ってしまいました。骸骨の上にトカゲです。トカゲのかっこよさよ。。本当に江戸時代の日本人のセンスなのですかね。これに印籠ぶら下げてる男子いたら一目惚れしますわ…

日本コーナーは日本人しか見ていないんじゃないかと思っていたのですが、全然そんなことはなく、いろいろな国の方々が興味深そうに見ておりました。ど定番の甲冑やツボ系のものもありましたが、細々したものが面白かったです。

日本コーナーで尺をとりすぎたので、ちゃんとイギリスのお宝もチェックしました。とても繊細なお花が飾られた陶器のバスケット。結構小さいのに、この細かさ…と感動します。マダムに見せたい。

植物や果物モチーフにしたアンティークのアクセサリー。やっぱりこのテイストが好き。普通にお金を出して買いたいです。特に壁に飾られているぶどうや小花。

これはどこの国のだったかなー。陶器の壁タイルです。これも普通に買って洗面所のリフォームに使いたいです。全体的に自分のチョイスが雑貨屋さんぽくて、大英博物館感がとても薄いです。。

ということで、最後は大英博物館ぽい、エジプトの棺写真で締めさせていただきます。反射して見づらいけど、真ん中が完全にメンフィスであります。

他にもThe 大英博物館なイメージの彫刻などもたくさんありましたが、自分が気になったのは工芸的なものばかりでした。多分全体を見れてはいないので、いつかまた行ってみたいです。

次は街をぶらぶらしながら、Apple storeを目指します。