Day3 その6 OTTOLENGHIのサラダと焼き菓子と London2016

だいぶ間が空きましたが、ロンドン旅日記の続きです。

ランチをしようと中に入ったOTTOLENGHIは、さすが人気店だけあって、12時ちょいすぎのお昼にぴったりのこの時間は満席のように見えました。すぐに店員が来てくれたので1名だと言ったら、カウンター席に案内されました。隣で一人でランチしながら本を読んでたマダムが荷物を置いていたので、それをどかしてもらって何とか座ることができました。

しかしマダムは困った顔をしながらどかされた鞄の置き場を探してキョロキョロとしており、申し訳なくなってしまいました。日本のように荷物を置くかごなど気の利いたものが、異国で用意されているはずもありませぬ。しばらく置き場を探して結局足元に直置きして落ち着いたマダムにお詫びをすると、マダムは困った顔からパッと明るい表情になって「ええ?いいのよー、気にしないでー!」みたいな感じのことを言ってくれました。ほっとしました。。

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モダンで清潔な店内は、照明は少し薄暗くムーディーで落ち着く雰囲気にしていましたが、カウンター席の上には天窓があり、明るい日ざしが入ってよかったです。マダムもこの日差しでゆっくり本を読んでいるようでした。日本だとこんなマダム世代の方が、レストランで一人で読書しながら食事しているところを見たことがないので、やっぱり人目をを気にせず自由に過ごしている欧米の方々はいいな、と思いました。

カウンターの担当らしきThe イギリス人のイケメン みたいなウェイターがお水とメニューを持ってきてくれました。覚悟はしていたけれど‥高い!!隣の席に座っていた女子が食べてたサーモン美味しそうと思ったけど£26。3500円越え…これに税金がプラスされたらもう5000円近くになるではありませんか。そこまでの価値はないような気がしたのと、旅行中、あんまり野菜を取ってないことに気づいたので、3種類のサラダの盛り合わせを頼むことにしました。それでも£14くらいしました。2000円す。よく見たら隣のマダムも同じサラダ盛り合わせのみを食べており、大きなナスにヨーグルトソースがかかったサラダを食べてました。あれ美味しそうだな‥と思ってサラダの選択肢の中からEggplantの文字列を探してみましたが、見当たりません。なぜ…。あれはナスじゃ無いのか??と悩みましたが、イギリスのナスはEggplantじゃなくてAubergineであることは後(日本に帰ってレシピ本を手に入れてから)に知ることになるのであります。

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そういえば入り口横のデリコーナーに、メニューに書いてあるものと同じものと思われるサラダが並んだコーナーがあったなあと思い出しました。そこから直接選ばせてもらったりしないのかなー、と思っていたらウェイターが注文を取りに来て、選ばせてもらうなどといった対応が一切ない感じでオーダーを尋ねてきました。ああ、このメニューを読み取らないとダメか…と諦めて読もうとしましたが種類がたくさんありすぎて、野菜の名前の羅列がありすぎて、全く頭に入ってきません。結局困っていつもの「おすすめどれ?」作戦を発動してしまいました。

イケメンウェイターは「おすすめ?そうだなー」と言いながら、印刷したペラっとしたメニューに直接ペンでおすすめサラダに○をつけてくれました。「僕ならこれとこれとこれにするね。どうする?」と聞かれ、この時席を譲ってくれたマダムが1つのサラダで大きく頷いてたので、間違いなさそうと思って「じゃあそれとそれとそれでいいっす!」と丸投げ注文してしまいました。本当は飲み物も頼みたかったのですが、サラダと飲み物で3000円超えるのが嫌だったのでやめました。マダムも横の女子もお水飲んでたし。

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程なくしてやってきたサラダ3種類盛りです。写真だと分かりづらいですが、メイン料理が乗るような大きめなお皿に、ボリュームたっぷり盛り付けられてきました。量的には十分満足できそうです。カリフラワーのカレー系スパイスたくさん使ったやつ、フェンネルのコールスロー風のやつ、そしてそして、マダムが食べてたナスにヨーグルトソースも盛り付けられてました。やった!うなづいてたのはこのせいかー、とニコニコしてしまいました。

味はさすがに人気のレストランだけあってどれも美味しく、しかも日本ではなかなか味わえそうもない、いろいろなスパイスや香味野菜を使って作ったと思われる個性的なドレッシングで和えてあります。何を使ってるかわからないけど、とにかく美味しい。ジェイミー・オリバーがテレビの中で作ってるサラダって、きっとこんな味なんだろうなあと思いました。大きめジューシなナスをグリルして、スパイシーなヨーグルトソースをのせたやつがやっぱり1番美味しかったですが、3つのドレッシングが混ざり合ったソースが最高に美味しかったです。レシピ本がとても欲しくなりました。帰りがけにマダムが「旅行で来てるの?」とか「ちゃんと写真撮った?!」とか話しかけてくれました。本当はこちらも何か質問したかったのに、はい、とかいいえとかしか答えられない残念な英語スキルしかありませんでした…でも優しいマダムのおかげで、このレストランも素敵な思い出になりました。

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しかしレシピ本を買う前に買うべきものがあります。ファッジーなチョコレートケーキにこんがり表面が焼かれたチーズタルト、ナッツやフルーツがたくさん乗ったタルト…見た目が美しくて全種類買いたくなりました。

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衝撃的だったのはメレンゲの大きさです。メレンゲといえば一口サイズのものが常識と思っていましたが、これはげんこつくらいの大きさがあります。一口大はフランス風だったのか…他のお店でもこの大きさで売っているのをよく見かけたので、イギリスではこの大きさのメレンゲが普通なのでしょうか。

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散々悩んでこの2品を選びました。奥がオレンジチョコレートケーキ、手前がチョコチップクッキーです。買って帰って部屋で食べました。オレンジチョコレートはほろほろしてしっとりしたココア生地に、溢れるような香りのオレンジピールが詰まっており、オレンジとチョコレートのコンビ最強と改めて思いました。クッキーはもちろんショートニングなぞは使っておらず、バターたっぷりでチョコチップもたっぷりです。どこでもあるけれど、少し高級感のある味わいのクッキーに仕上がってました。いい材料使っているんだろうなー。二つともあまりにも美味しかったので、他のものも食べたくなり、また行こうかなあと思ってしまいました。

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美味しそうな焼き菓子を手に入れて、ホクホクしながらお店をでたら、店の横にとてもムードのある小道があることに気づきました。どこにつながっているかわからないけれど、なんか引かれる‥と道に吸い込まれてふらっと歩き出してしまいました。

次はフラフラしながら観光名所にたどり着きます。

6 Responses

  1. こんにちは。
    昨年、ポートランドに行ったのでポートランドの旅行記を検索してこちらのブログにたどりつきました。
    ロンドンも素敵ですね!
    行ってみたいです☺︎

    1. ありがとうございます。ポートランドの旅日記が半分も書かずに途切れていることを気にしています。。
      ロンドンはなんとか完結したいのですが。。ロンドンもとても良かったです。おすすめです!

  2. イギリスのお店なら広尾のキャプテンクックの
    トフィープディングおすすめです☺︎

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