Day2 その6 お店めぐりとUSBとチョコレートパイ London2016

大英博物館を出て、そろそろApple Storeへ向かおうとCity mapper先生に最短ルートをお尋ねしました。しかし電車・バスを使うよりも、徒歩でチェックしてたお店にぶらぶら寄り道しながら歩いていくのが効率良いということがわかり、大英博物館内でぶらぶらして疲れた足を入り口のベンチで癒さなければ出発できませんでした。時刻も17時近くになり、少し肌寒くなってきました。しかし9月終わりのロンドンはまだ明るく、人もたくさんいて安全そうです。

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しばしお休みして足を労わった後、お散歩開始しました。ぶらぶら歩いてたらとても主張してくる建物を見かけました。傘の老舗であるSmith & Sonsでした。ロゴのフォントとか看板とかはかわいいのですが、商品は変にカラフルであまり惹かれませんでした。しかもきっと値段高い。建物だけ見て素通りです。

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さらにずんずんと歩いて、人通りが増えてきたところで、チェックしていたLes Nereidesを発見しました。横浜からは撤退してしまったんで日本では全然見ていなかったのですが、青山や銀座にはまだあるみたいですね。品物が妙に少なかったのですが値段が結構安く、こちらはアウトレット専門店ということに気づきました。お手頃だから何か買おうかとも思ったのですが、お手頃と言っても1万円越えなので、すごく欲しいというものに出会えず何も買わずでした。

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レネレイドからもう1つの隣の通りに、今1番ロンドンのコーヒーショップで流行っているらしいMonmouth Coffeeがあったので寄ってみたのですが、店の外にまで行列が続いているのでやめました。この日は土曜日でした。週末はどこも混んでます。ペーパードリップで1杯ずつ店員さんが入れているのが見えて、見た感じBlue Bottle Coffeeのようでした。

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Monmouth Coffeeの近くにカラフルで南仏風の小道がありました。ここを進んでいくと、大きめなニールズヤードのショップがあるらしいです。お店までのアプローチがかわいいなんて、ワクワクする。この時は特に行く理由がなかったので小道には吸い込まれませんでした。

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国旗と重厚な建物、少し曇りの天気が、ロンドンに来た!という感じを醸し出していたので撮ってみた、名も知らない建物とカフェでございます。

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最近日本に進出してきたLola’s Cupcakesのお持ち帰り路面店があったので、現地では値段はおいくらくらいなのかしら?と他のお客さんが注文している隙を縫って確認してみました。だいたい350〜400円くらいでした。こちらの値段なら週1くらいで買う気になる金額ですが、日本での2割増しの金額は出す気にならんのです。カップケーキに600円もだすの嫌だから、日本では買わないだろうな。でも日本で買えるから、ここで買う気にならないという結局買わないループ。

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日本でもお馴染みのPaul SmithやらZaraやらTop Shopやらのファッションブランドのショップが立ち並ぶエリアにやってきました。人が溢れかえっております。コヴェントガーデンという、ロンドン中心部の代表的なショッピングエリアまでたどり着いたようです。写真、かなりわかりづらいですが、台の上に乗っている彫刻は、彫刻ではなく大道芸人なのであります。動かない時はぴたりと動かないので、横を過ぎるとき動くのを見てギョッとしました。

この他にも火を吹く系の大道芸人も居て、とにかくたくさん人が集まってました。まっすぐ歩くのも一苦労です。早くApple Storeに向かわなければ…!と焦る心を抑えつつ前に進みました。

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まあまあ焦ってはいたのですが、またレネレイドを見つけてしまったので、中に入ってしまいました。こちらはプロパーの普通のお店なので、値段はまあまあします。でもやっぱり新作の方が可愛いです。。店内なので写真は撮れなかったのですが(これはショーウィンドウ)、猫シリーズがあったのでちょっと欲しかったです。ファンシーじゃなくてリアルデザインなんだけど、とても可愛い猫でキュンキュンしました。しかし値段を見るとすぐに気持ちが冷めます。日本で買うのと、あまり変わらない価格でありました。

気をとりなおして Apple Storeに向かいました。お店はとにかくすごい人でした。勢いに押され、すっかり写真を撮るのは忘れました。。1つのテーブルの周りを数十人の人々が囲って、持ち出し防止のワイヤーに繋がれた2、3台の機器を、その数十人で取り合っているという地獄絵図を見ました。そんなに買う前に試してみたいものなんだろうか…と思いつつ、店の中をキョロキョロと見回すと、奥の方に目的のアクセサリーコーナーがあるのを発見しました。人ごみをかき分けて奥に行きました。

しかし、Apple Storeで売られているケーブルなどの類は、ほぼiPhone7と何かをつなぐものばかりで、USB同士などといったAppleにとってどーでもいいものは当然おいてはいないのでした。当然であった。いっそMacbookAirの電源タップ買ったろうかとも思いましたが、当然最新の機種に対応したタップしか売っておらませんでした。当然であった。

途方に暮れてロンドンに秋葉原的なところはないのかとGoogle先生にお尋ねしてみると(もちろん下手に出てて入力で。ロンドンの街中で”Ok Google”と叫ぶ、といったことはしていない)、トッテナム・コート・ロード駅の周辺がリトル秋葉原みたいになっているとの情報を得ました。今日電車に乗っている時、通り過ぎた駅だなあと思い出し、思い切って行ってみることにしました。

そこからトッテナム・コート・ロード駅行きの電車に乗りやすい駅に向かっていると

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五つ星ホテルである、サヴォイを通り過ぎました。高級感いっぱいの重厚な雰囲気です。ということは…

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ありました。デリやケーキを売っているショップ、Melba at The Saboyです。ロンドン旅行に行ったばかりの方に、ここのローストビーフサンドイッチの写真を見せてもらったところ、あまりにもうっとりとするくらい美しかったので、食べてみたいなあと思っていたのです。

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中に入ると窓辺に並ぶタルト、ショーケースの中のエクレア、サラダなどのでデリは目に付いたのですが、ローストビーフを挟んだサンドイッチは残念ながらありませんでした。代わりにアボカドとチキンのフィセルのサンドイッチがあったのですが、これで代わりになるだろうか…と悩んでいたら、後から来たお客さんに取られてしまいました。チキンのサンドイッチ気分ではなかったので、まあいいやと思い、代わりに目に付いたのが、オリジナルのレモンドレッシングがついた、グリーンサラダでした。ザクロの実がたくさん入ってて、珍しいなあと思ったのです。それと、ホテルメイドの甘いもの食べたいと見回して、ナッツの乗ったチョコレートのパイを買うことにしました。ショーケースの中にはムース系のケーキが全くありませんでした。売り切れたのかもしれないですが、ロンドンではムース系のケーキが一般的でないことを旅行中にしみじみ知ることになるのであります。

あまり何も考えずに買ってしまったのですが、時間的にこれ今日の夜ごはん?と気付いたところでトッテナム・コート・ロード駅に移動しました。どっちの方に行ったらよいかわからず、あっち行ったりこっち行ったりフラフラしてたら、向かいから笑いながら歩いてきたアフリカ系のちょっとヤバそうな方に、日本人に対する侮蔑的な言葉でお馴染みの単語をすれ違いざまに発せられました。まあアメリカでもそういう仕打ちにあったことはあるのでいいのですが、何かもう、そういう日本人に対する態度、10年くらい前で止まってないか…?と思ってしまいました。その後その方は道端をトイレにしていらっしゃいました。ものすごい早歩きでその場を去りました。
ちょっとスキがあったのかもしれないと反省しつつ、ずんずん歩き、それらしい店ないなあ、道間違えたかなあ、と思ったところでPCショップなどが立ち並ぶ通りにたどり着いてました。間違えてなかった。

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それっぽい店が並んでいる通りを撮ったはずなのに、それらしきものが何も写ってないセンス。

どこに入ったらよいか迷ったのですが、とりあえず人が何人かいて、店先に変換プラグが売っているお店があったので中に入ってみました。USBのケーブルあるかなあと奥に入ってケーブルがぶら下がっている棚を見てたら、「何探してる?」と椅子に座ってた中東系の男性に話しかけられました。お客さんが店員の対応を待って座っているのかと思ってたので、最初暇つぶしで話しかけられているかと思ったのですが、他の店員との交流の様子を見て、この人店員か、と気づきました。

「USB×USBのケーブル探してる」と言ったら何個か持ってきてくれて、最初はハズレばかりだったのですが、最後に持ってきてくれたものが当たりでした。「そうこれ!」メイドインチャイナとやたら長いのが気になったのですが、見つけた喜びで購入しようとすると、「じゃあ29ポンドね」などと言うのです。はあ?このケーブルが4000円もするの?2ポンドの聞き間違いかな^^と思ってもう一度値段をお尋ねすると、やはり29ポンドと言い張ります。とても高くて買えない、と言うと、「じゃあいくらなら買うんだ?」と言われました。「日本だったらこれは5ポンドくらいだ」と言うと「5ポンド?!ここは日本じゃない!ここではこれは29ポンドだ!!」ととても逆ギレされました。メイドインチャイナのくせに、なぜその価値で納得してもらえると思えたのだ。。電化製品の国の人(?)をなめるなよ。。と思ったのですが、むしろ日本人だからまたなめられたのかな?とも思いました。「そうですね、でももういらねえです。ハイ。」と言いながらさっさとお店を出て行きました。おっさんはまだもしゃもしゃ何かを言って他のお客さんに注目されてましたが、英語がわからないので無視して去りました。

まあまあ痛手を負った気持ちで次はもう少し大きくてスーパーのような安全そうな店がまえのお店に入りました。しかしここにも移民と思われるアフリカ系の男子がいて、BGMにノリノリになりながら何か叫んでました。他のイギリス人と思われる店員さんたちは普通なのに、移民系の方々のこの自由な感じなんなの…やめて…と思いながらも、店の中をぐるぐる回ってやっとお目あてのブツを見つけました。

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手にした瞬間の感想:あれ?何かこれで充電できる気がしない…

しかし、これにたどり着くまでのあれやこれやの苦労を思い返したら、もう買わずにはおれませんでした。繋がらなくても記念に買おう。そう思って10ポンド出しました。

そして、手にした瞬間の自分の感覚の正しさに震えました。案の定何の反応もしない…!記念品に10ポンドも払うのは無駄遣いだったと部屋に帰ってきてから悶えました。。悶えてたら、今まで使っていなかったコンセントに、ホストの心遣いなのか、変換用プラグがささっていることに気づきました。繋いだら我Mac book airも充電されました。今日1日のあれやこれやの苦労とは何だったのか。

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そして帰ろうと思っていた時間より遅くなってしまい、外で食べる時間も他に何か買う時間もなくなっていたので、あそこでサラダを買っておいたのは正解でした。茎ブロッコリーとザクロの実が珍しい野菜です。あとアボカドがドカンと1/2個入ってました。これで700円くらいかなあ。丼鉢のように大きいです。でもドレッシングの味は今一つ…レモンの香りは薄かったです。そして野菜たちを一体にはしてくれませんでした。ミネラルやビタミンを摂取している感じは味わえたのは良かったです。サラダよりも衝撃的だったのはフォークです。これ、プラスチック製なんです!最初普通のお店用カトラリーかと思って取らずにいたら、店員さんが、それはお持ち帰り用のプラスチックよ!と教えてくれました。本当だ軽っ!ってびっくりしました。

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そしてうやうやしく箱に納められたチョコレートパイ。

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取り出してみると、層は有るけどなんか荒い…?と思いました。そしてパイを箱に固定するために塗られた、チョコレートクリームも荒い。。と思ったら、中に詰められてるのが固定も兼ねてなのかむき出しになって溢れているだけなのでした。荒い、何もかも荒い、と不安になって口にすると、味も見た目通り荒い大味でした。。チョコレートの味が安っぽいし、パイが油っこいのです。日本のホテルだったら、そんなに名のあるパティシェがいなくても、一定以上の味の質を保っているのに、こんなものか…とがっかりしました。日本人であることをバカにされたり、電気屋でぼったくられそうになったりするよりも、今日1のションボリでありました。

明日はいい日になりますように、と願いながらロンドン2日目の夜は更けて行きました。

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