Day3 その7 タワーブリッジそしてテート・モダン London2016
お昼ご飯を食べ終えた後お店を出て、次は腹ごなしに川を渡った場所にある観光名所を巡ってみることにしました。お店からLiverpool Streetという地下鉄の駅が近そうだったので、地下鉄に乗って川を渡ればいいか、と駅に向かいました。10分かからないくらいで駅には着いたのですが、閉まってる‥地下鉄の入り口は、なぜか封鎖されておりました。工事とかしていて、この入り口からは入れないのかなあと思って張り紙を見たところ、今日と明日、この駅は使えない、ということが書かれておりました。ロンドンの地下鉄は、日本のように時間を守らないし、工事などで突然いつも止まる駅を素通りしたりして油断できないと聞いていましたが、こういうことか…日本だったらいつもの駅がまるまる使えなくなる、ということは考え難いのでまあまあの衝撃でした。
どうしよう、とちょっと悩んで、その地下鉄の入り口の向かいにあった、イギリスのJR、イギリス鉄道のLiverpool Street駅に入って、川の向こう側に行く方法がないか探ってみることにしました。しかし路線図を探すも、それらしきものは見当たらず。改札の近くまで行ってみたり、チケット売り場らへんをぐるりと見回しても、目的地に行けるかどうかを検討できそうな案内が一切ありませんでした。イギリス鉄道、ハードル高いぜ…と感じた最初でありました。そしてこの旅の後半はこのイギリス鉄道にずっと苦しめられることになるのであります。
駅の中をウロウロうろうろし尽くしてふと外を見ると、目的のタワーブリッジと書かれたバスが走っていることに気づきました。それを見てバスにしよう、と決めて、次のバスが来るのを待って、無事川の向こう側に渡ることができました。
川べりを歩きながらタワーブリッジに向かっていたところ、イギリス名物フィッシュ&チップスの屋台がありました。かわいいので撮ってみました。屋根の上のネオンサインいいな。
そしてやって参りましたタワーブリッジ。最上階の部屋はairbnbで泊まれるらしいと聞いたことがある気がしたんですが、ググってもすぐ出てこないので違うかも?あのタワーの間の通路は渡れるらしいんですけど、とりあえず見るだけでもういいや…という気持ちになったので特に移動せず。どうせチケット売り場で並ぶんだろうなあとか考えると移動がつらいんです。。
タワーブリッジは風格と歴史を感じさせるものでしたが、川の向こう側はかなりのモダンシティぶりです。パリほど景観には気を使っていない様子。
しかしモダンシティの横はやっぱり風格と歴史を感じさせる倫敦塔。宮殿や武器庫の他に、監獄や処刑場もあったという、ショッピングモールもびっくりの複合施設らしいです。世界遺産とか全然興味がなくて、観光客でいっぱいだと思うと、外観を見るだけでいいや、となってしまいがちです。いつか誰か一緒に行く人がいて、その人が行きたがったら見に行こうと思います…
川のこちら側には東京オリンピックでもザハ姐さんのあとにデザインしているらしい、ノーマン・フォスターが作った丸っこい形のシティ・ホールがあるんですが、川の向こう側くらいにポジショニングしないときれいに建物の写真が撮れないので何も撮ってませんでした。広場には屋台が並んでポップミュージックが鳴り響き、タワーブリッジの歴史の重さを蹴散らす雰囲気満点です。
とりあえず世界遺産系は外観と人混みでお腹いっぱいなので、次はまたバスに乗ってテート・モダンにやって参りました。テート・モダンはモダンから現代アートが中心の、1番心の琴線に触れるテイストの品揃えらしく、とても楽しみにやってきました。ビル街に突然現れるモダンな建物。川を渡ったのはこちらの方が主目的なので、もちろん隅から隅まで見る気満点であります。しかしあのタワーの部分からだだっ広そうな低層階まで作品が詰まっているので、どれくらい見られるか心配であります。美術鑑賞はとても体力を使うものなのです。期待通り入場は無料だったので、地下一階にあったクロークに荷物を預け(こちらも無料!美術好きにはロンドンは天国です)て低層階から鑑賞スタートです。細かくエリア分けされていてどこから見るか迷いますが
とりあえず大好物のロスコの部屋から。ロスコってどこで見ても、でかいの赤い。いいけど。滲んでいるところをアップで見回すのが趣味です。
写真にうまく収められなかったけど、モネの睡蓮もありました。これは赤紫味多めテイストですね。こんなにもやもやしたタッチなのに、見るとジヴェルニーで見たあの池をすぐ思い出せるのがすごいなって思います。
おーい黒板に落書きするなや…と思ったらこれも作品らしいです。ヨーゼフ・ボイスというドイツの作家のもの。これ運搬するときチョークの粉が落ちないかめっちゃ気を使うだろうな…という余計な感想を持つ。
わあ、見慣れた写真が。と思ったらウィリアム・エッグルストンのカラー写真でした。やっぱりこの色あせ感とか虚無感とかがたまらんです。アメリカンドキュメンツ系列の写真は、10代の頃穴があくまで眺めていたんで、もう遺伝子に染み付いてるような気させする好きっぷりです。
長くなるので次に続きます。