1日目 その3 ノームの庭@上野ファームで見たことのない花を沢山見る

上野ファーム探索続きです。射的山のゆるい頂上まで上って下り、白樺のトンネルをくぐり抜けて地上に戻ってきました。前方は田園風景が広がっていましたが、右を向くと頂上から見下げたノームの庭が見えました。ノームとは真夜中にこっそり庭仕事を手伝ってくれる小人的な設定のようです。多分さっき標識の下でお茶飲んでた人形がノームと思われます。どの世界でも夜中に仕事してくれる小人はいるものです(正体は多分家に帰らないで会社に泊まって仕事する人)。

手前に咲いていた小花が集合している花、ランタナってやつかなあと思ったけど、今写真を見比べたらちょっと違う…ミニブーケがいっぱいぶら下がっているみたいでかわいいのです。

ノームの池の周りは、北海道に自生している野草を中心に植えているようです。この辺はふわふわしたピンク系の花が植えられていました。ノームの家のとんがり屋根と合わせて、幻想的な感じがします。ノームの家、ドアからノームじゃなくてムーミン出てくるんじゃないかと思うルックスです。

手前の方に咲いていたパンジーくらいの大きさのこの花も初めて見ました。つぼみが工芸品のようなかわいさです。これはブローチにしたい系。

デイジーの花びらが下向きになったこの花、上野ファームだけじゃなくて、札幌の街中でもちょいちょい見かけました。横浜の方では全く見かけないので、なんという名前かなあと調べたら、エキナセア・プルプレアという名前でした。寒さに強いらしいので、北海道で愛用されているのでしょうか。なんか異星人ぽいというか、野生的なのか、たくましさを感じます。

ノームの池には蓮の花が浮いてました。野花越しに見ると北欧感というか異国感を醸し出していた風景も、蓮の葉と花だと一気に日本の光景に引き戻されます。でも見る角度で色々印象が変わって、とても面白いです。

この真ん中辺に咲いている丸い紫の花、ロンドンの公園に咲いているのを見たやつと同じです!たぶん!わしゃっと咲いているのもナチュラルで良いです。あとこの色素薄い色合いがたまりません。

この1番手前でスイッと咲いている花はアガパンサスというらしいです。これも寒さに強いようです。ほっときっ放しでも育つ丈夫な子らしいので、自分でも育てられるかもしれないと思いましたです。アガパンサスの隙間から、ちらっと赤が見えているのがオシャレポイント。

ムーミン、いやノームの家の周りをぐるり回って、やっとドアが見える方向にやってきました。こういう鮮やかな小花が一番王道な気がします。手前の赤いのはさっきのエキナセアの1種で、ラズマタズという種類のようです。パッと見は似ていないのですが、やっぱり花びらが下向きになるのが同じです。異星人。

池の周りの道沿いにも、こんな風に花が咲き乱れているので、テンション上がってキョロキョロしてしまい、全然落ち着いて散策できませんでした。普通はお花に癒されてのんびり歩く道だと思うのですが、野花好きにはたまらない光景なのです。空は曇ってますが、涼しくて気持ちの良い気候が、ますます気分を上げました。

ほぼ正面からの角度でも、周りに植えている植物が違うので、こんなに表情が変わります。柳の下ごしの風景、空が抜けた真正面、池を挟んだ小花越しの風景。本当に色々な花や植物を細かく植えているんだなー、と感激します。これまで色々な植物園やガーデンを訪れてきましたが、植えている花の珍しさやバランス、美しさ、そして気候を含めて今までで1番、ここが好きかもしれないと思いました。年間パス(1回の入場料と数百円違い)を買って春、夏、秋と訪れたくなりました(冬はお休み)。しかし秋は花は少なく、気候も寒さがきつそうなのでこの感想は変わるかもしれません。

足元を見るとこんな風にわしゃわしゃしていましたが、色合いが素敵なのでこれはこれでありです。黄色い小花がよく見ると繊細できれいです。

花びらが筒状になっている、珍しいコスモスを見つけました。シーシェルという種類らしいです。よくできてるな〜と見つめてしまいました。

この写真、ちょっとわかりづらいのですが、中央の少し下あたりの紫の小花の上に、アゲハ蝶がとまっているのです。この色合いにこの蝶々のバランス、美しい…。そしてこんなに大きくてきれいなアゲハも初めて見ました…!幼い頃、アゲハ蝶を見たくて近所のお友達と森の中を彷徨い歩いたものの、小さな白いモンシロチョウしか見つけられず、がっかりして帰ったあの頃の自分に見せてあげたいです。そう、写真では伝わりませんが、蝶をはじめとして、トンボや蜂など、歩いている間中、ずっとブーンブーンと音を立てて羽ばたいておるのです。蝶々ならいいけど、蚊など、害がある系の虫に刺されたりしないかビクビクもしてました。一応シトロネラの虫除けスプレーを身体中に撒いておいてよかったです…

背の高いすくっとした紫の花。奥に丸いポンポンのような花も咲いています。この辺り、イギリスっぽいなー、と感じました。

とんがり帽子型の紫陽花も初めて見ました。結構きれいな円すい型にまとまってます。これは柏葉紫陽花というものらしいです。こちらも寒さに強く、ほっといても大丈夫なタイプみたいです。北海道に住んで、この辺の野花を庭で育てたくなりました(放任主義だけど)。

ベロア素材でできたようなダリアも大ぶりです。ブローチにしたら花の勢いに服が負けそうです。

ノームの池もぐるっと1周できたので、次の庭に移動することにしました。庭から庭への移動も、こんな風に荒々しく咲いている野花に囲まれて息つく暇がありませぬ。1番花が咲き乱れる最盛期からは少しピークが落ちた頃のようなのですが、大満足できるくらい花がたくさん咲いていました。

やっぱり2回で収まらなかったので、上野ファームだけでもう1エントリーいきます。

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