Day5 その3 リトルヴェニスを散歩してロンドンに住みたくなる London2016

ランチ後はどうしようか考えて地図を見ると、すぐ近くにLittle Veniceという観光スポットがあったので、腹ごなしも兼ねてそこまで散歩することにしました。高級住宅街を抜けて川沿いの道まで来ると、向こう岸に田舎風を醸し出す建物が見えました。この辺りからが地図上でLittle Veniceと指定されている場所のようです。

近寄ってみるとこんな感じでした。割と最近改修されたのか、壁は真っ白で綺麗でした。中に雑貨屋とか入ってないかなーと覗いてみたのですが、家具かなんか?のショールームみたいで入れませんでした。水辺に建っているというだけでとても魅力的な建物に感じてしまうのはなぜだろう、といつも思います。

橋はこんな風にキラキラと装飾されており、「パディントン自治区」の紋章が埋め込まれておりました。イギリスの紋章デザインはカッコ良いです。プレミアリーグのチームごとの紋章を見て、いつもそう思っておりました。

川にはお花をのせたボートが浮かび、テラス席も用意されております。晴れた日はとても気持ち良さそうです。今日は少し曇っているので残念でしたが、この光景の素敵さは十分感じられました。

運河沿いに下りて橋を眺めてみると、ちょっと味気ない感じでした。でも蛇行している感じがときめきます(マニア寄りの感想)。道の方も坂を下ってクロスしている感じが良いのです。

向こう側を眺めると、高い建物もなく、水面と森しか視界に入りません。大都会ロンドンの真ん中に近い辺りにいるとは、とても思えない和み感です。日本も東京に広い公園はたくさんありますが、だいたい高いビルが視界に入ってくるので、こういうところが違うなあ、と感心しました。

橋の下は低くなっていますが、自分でもかがまず通れるくらいの高さは確保されておりました。こういう抜けのある風景、建築科を目指している時にひたすらデッサンさせられたなあ、という思い出…

運河沿いを歩きながらぼーっとしてたら、向こうから渋い色合いの鴨がすいーっと下ってきました。写真!写真!と興奮してiPhoneを取り出し激写。

もう1匹現れて、優雅に運河を下って行きました。思ったよりも早いので焦りました。するとすぐ横に、自分と同じように必死で鴨を撮ろうとするロンドナー(多分)の男子が腰をかがめてまで構図を決めて撮ってました。こんなにオシャレな今風の若者でも、鴨を激写したいんだなー、としみじみ感心しました。インスタとかにあげるのかなー。

しばらく辺りをふらふらしていたら、遊覧船と言ってもいいくらい大きくてカラフルなボートがやってきました。この辺りからカムデンに行ける船が出ていると聞いたので、戻ってきたのでしょうか。時間があれば乗ってみたかったです。

先ほどお花を盛っていたボートに近寄ってみたところ、中はカフェとなっているようでした。お茶している人たちもおりました。ランチを食べたばかりでなければ、ボートでお茶する体験もしてみたかったです。

運河沿いをさらに進みながら風景を眺めていると、本当に心が澄んでいくように気持ちが良いので、近くにこんな散歩スポットがあるのいいなぁ、日本人でよくロンドンに移住する人がいるけど、なんとなくその気持ちわかってきたなぁと思いました。街の大きさとか、近代的な感じとか、気候とかは、日本とあまり遠くないけど、全体的にあまりせかせかしていないので、街で過ごしている時の心地良さはロンドンの方が断然良いのです。外食の高ささえクリアできれば、ちょっとロンドンに住んでみたいかも、とすら思いました。ニューヨークは人はいいけどゴミゴミしているし、パリは街の汚さとか人の厳しさで、住むのはキツイと思ってしまったのでロンドンが1番性に合っているようです。

そろそろ腹ごなしも十分になってきたので、運河沿いから上に上がって最寄りの地下鉄の駅に戻りました。運河沿いの植栽はそれほど手入れされておらず、赤い実がワイルドに生い茂っておりました。

次は引き続き街の心地よい場所にて散歩します。

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