3日目 その4 富良野駅からパーナまで駆け抜ける

ラベンダー号のバスに揺られて、新富良野プリンスホテルから富良野駅前まで戻って来ました。昨日は日が暮れかけていたのであまり駅前の様子を見ていなかったのですが、「愛される ふらの駅」と1番目立つところに書いてあることに気づきました。「愛される」と自分で自信満々に言っちゃうタイプなところが、最初は富良野を飛ばそうと計画してしまった所以であると思った次第です。

入り口のところに妖怪ぽい何かがいたので、一応撮ってみました。富良野は北海道のへそ位置にあることから、へそ祭りなるまつりが毎年7月に開催されているようです。お腹に顔の絵を描いて腹踊りしながらパレードし、どのチームの腹踊りが優秀だったかを競うコンテストがあるようです。写真をちら見しましたが、とてもシュールです。海外からも観光客が来るとのことで、Youたちは喜びそうではあると思いました。

さて今日はどうしても行っておきたかった富良野の六花亭に行かねばなりません。富良野の六花亭は「カンパーナ六花亭」と名付けられており、他のふつうの六花亭とは一味違うのです。しかし富良野駅からは歩いていけず、富良野から旭川方面に少し戻った学田という駅からであれば徒歩14分ほどで行けそうでした。しかしここは北海道。電車が10分に1度レベルで走っているわけもなく、ラベンダー号とうまくつながる時間の電車はありませんでした。真夏のハイシーズンであればふらのくるる号という、新富良野プリンスホテルからカンパーナ六花亭、ファーム富田などの有名な観光地をめぐる周遊バスが出ていたのですが、残念ながら旅行期間前には終了していました。タクシーだと駅からでも片道3000円…ということで途方に暮れて「パーナに行きたい…どうしたら行けるんだ…」と毎日呟いておりました。全然関係ないのですが、「カンパーナ六花亭」が長いので「パーナ」と呼んでたのですが、昔パーナって呼ばれてる人たちがいたような気がしてググってみました。するとWikipediaにその件がまとめられておりました。パーナさん懐かしい。

しかし美瑛のサイクリングショップを調べていてふと思ったのです。あれ?富良野駅からパーナまで、自転車なら行けるんじゃないか?ということに。距離を調べてみると、美瑛駅から美瑛の丘周辺までの距離感と、富良野駅からパーナまでの距離感はそれ程代わりませんでした。美瑛の距離が自転車でいけるなら富良野からパーナまで間違いなくいける。そして富良野駅前にあるこちらのラベンダーショップもりやで電動自転車を貸してくれることも突き止めました。富良野では自転車を借りる人が美瑛よりは少ないせいなのか、美瑛価格より100円安い1h/500円で借りることができました。自転車にのらない大きな荷物も預かってもらえました。

本日の愛車です。昨日の自転車よりも新しいせいなのか、動きがスムーズで乗りやすかったです。

富良野駅からパーナまではほぼ平坦な道でした。美瑛の丘に比べれば快適なサイクリングです。天気も快晴、吹き抜ける風も心地よくて気持ちが良いです。こんな日にサイクリングできるなんてとても運が良くて幸せです。

道も大きな道路に沿って進めば良いのでわかりやすく、車もあまり通らないので快適でした。10分程度走ったら向かって右側にパーナの看板が見えました。右は川なので、ここで左に曲がりました。

左折したあとしばらくは平らな道だったのですが、パーナにたどり着く最後の道が突然の上り坂になりました。こんな坂道、美瑛の丘を制した者には軽いものよ!と思ってみたものの、だいぶ急なので息切れ必至でした。坂の途中に富良野ワイナリーがありました。ワインが好きなら楽しそうな施設なのですが、それ程飲めないのでここはスルーしました。

パーナに行くにはさらに上っていかねばなりません。あの空の向こうに天国(お菓子の)が待っている…!と鼓舞しながらペダルを漕ぎ続けました。景色は気持ちが良いのですが、さすがに疲れてきました。

上の写真の坂を登りきったところで今度は下り坂になり、突然あたりが開けてようやくパーナの看板が見えました。旅行前に計画を練っていたころから思い焦がれていたので、感激もひとしおです。駐輪所があったので、そこに自転車を止めて中に入りました。

敷地内には幾つかの木造の建物が建ってました。正面に見えるのが六花亭が入っているメインの建物のようです。道をドンドン進みます。

やっと正面にたどり着きました。やっぱりとても高級感がある佇まいです。壁面に使っている木材は、とても良い素材を使っていそうでした。お菓子の素材も良いものなんだろうなあと連想させる雰囲気です。長くなったのでお菓子の登場は次になります。

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