4日目 その5 札幌観光名所めぐり(通り道)
六花亭の札幌本店を出て、碁盤目状の札幌の道をただ真っ直ぐトボトボと歩いておりましたが、気になる建物があったので左折して近づいてみました。看板を見て、チェックしていた北菓楼のカフェが入っている建物だということに気づきました。憧れのモダン建築のリノベーションであります。大正時代に建てられた図書館を復元して、1階は物販スペース、2階をカフェにしたようです。こんな建物の中でお菓子を作ったり売ったりしてみたいものです…
販売スペースはわりと広く、北菓楼で販売しているお菓子のすべてを取り揃えているようでした。パンもあって、お菓子屋さんのパン、ちょっと食べてみたい…という気持ちにもかられましたが、さきほどパイをザクザク食べてきたのを思い出し、手が伸びませんでした。クロワッサンが好みのハラハラ系であるか微妙そうでしたが、酒種あんぱんは間違いなくおいしそうなつるつるした見た目でした。
そして北菓楼といえば、の開拓おかきもたくさんの種類を売っておりました。お店にはこの開拓おかきからクッキーやバウムなどの焼き菓子まで、たくさんの種類の試食が用意してありました。焼き菓子系はやっぱり六花亭のほうが好みかな〜と思ってしまいましたが、開拓おかきはサクサクの食べごたえも良くて、それぞれの味の風味がしっかりあってとても美味しかったです。しかも「増毛甘エビ」とか「標津秋鮭」とか「枝幸帆立」とか、地名&そそる地元の名物フレーバーを取り揃えていて、お土産に買っていったら確実に喜んでもらえそうでした。甘いものが得意でない人のお土産はこれの方がいいかな〜と迷いましたが、さきほど空港で買う六花亭のお菓子の計画をたててきてしまったので悩みながらもやめてしまいました。こちらでは開拓おかきのラッピング用米袋も販売していたので、お土産にするならこの札幌のお店で買ったほうが雰囲気が出て良さそうです。そして2階のカフェも高い天井とゆったりしたスペースで、とても雰囲気が良さそうでした。しかしついさっきお茶したばかりなので、またいつか来よう…と思いお店を出ました。
そして北菓楼を出ると、道の先に札幌の観光名所の1つである時計台がもう見えていました。背の高いビルに囲まれてひっそりと建っていました。がっかり名所として有名とはいえ、さすがにたくさんの観光客が訪れておりました。アジア系のツアー客と思われる方が多かったようです。
名所になるくらいなので建物自体は雰囲気があり、回りのビルとの対比で木造建築の温かみもあり、それなりに素敵でした。赤い★マークがちょっとカッコよく、屋根の下のレースのように見える飾り?とのミックスマッチでちょっとオシャレ感すらあります。しかしすぐ後ろのビルとクレーンが見えてしまうので現実に引き戻されてしまうのでありました。
ビルとクレーンが入らない構図を探したら、ガイドブックとかテレビでよく見る定番の構図になりました。なるほど。建物の中で何か展示をしているようでしたが、入場が有料なこともあって入っていく人は見かけませんでした。自分も写真を撮って満足したので、次の名所へと向かいます。
やってきたのはそこから歩いてすぐの大通公園、そしてさっぽろテレビ塔です。時刻はちょうど12:30でありました。テレビ塔も上に上れるのですが、時間が無いので今回は外観だけでスルーします。
そしてここからは次の目的地へ、大通公園をぶらぶら散歩しながら向かいました。大通公園は地図で見るとニューヨークのセントラルパークをイメージしているのかもしれないような配置ですが、ビックリするほど幅が狭いです。端から向こうの端まですぐに見えます。セントラルパークは都会のど真ん中と思えないほど緑が豊富で自然を感じられる場所がたくさんあり、わざわざ散策しに行く価値がありますが、大通公園は目的の場所に行く途中でちょっと休んだり通り過ぎたりするくらいで十分そうです。
一応芝生も整備はされているんですが、次のイベントの準備用と思われるプレハブがあちらこちらに建ってたり、工事用の車両がそこかしこに止まっていたりと、あまりくつろぐ気持ちになれない公園でした。都会の真ん中だからイベントはしたいだろうし狭くてスペースが少ないから色々目についてしまうのは仕方ないのでしょうね…
一応子供が喜びそうな緑の山や森っぽい場所もなくはないです。歩き疲れたら休めそうなベンチも結構ありました。
こんな風にお花が咲き乱れている場所もありました。近くに会社があって、昼休みとかちょっと散歩するのにこんな場所があったらいいなー、と思います。荒んだ心が癒やされそうです。
10分以上歩いて、ついに公園の端っこまでやってきました。市電の駅3つ分くらい歩きました。長い水路の向こうに見えるのは札幌市の資料館のようです。水路に沿って歩いて行ったら、何かの像が決めポーズでドヤしてました。手、長いなー。
公園はここで終わってしまいましたが、目的地がまだこの先にあるのでビルの合間をずんずんと進みます。次は札幌の街で一番行ってみたかった謎の建物を探索します。