3日目 その2 風のガーデンで贅沢な朝の散歩を

風のガーデンこの北海道旅日記の最初の方にも出てきた上野ファームのガーデナー・上野砂由紀さんが、ドラマのために作った場所で、ドラマが終わったあとは一般公開されているというガーデンです。ここに行くからにはドラマを見ておいたほうが、実際目の当たりにしたときに気持ちがアガるんじゃないかと思ってひとまずYou Tubeなどでさわりを見てみたのですが、気づいたら寝てました。。。きっと素敵な作品だと思うのですが、多分旅行前に疲れていたのですよね。。多分。。。まあジブリのアニメを1つもまともに見通したことのない人間なので、疲れていなくても見られたかは自信がないのでありますが。

ホテル近くのガーデン受付から上の写真のゲートまで、歩くとまあまあ距離があるので車で運んでくれます。ホテル宿泊者のみのサービスと聞いてましたが、受付でお金を払ったときに、特に宿泊しているかどうか確認はされなかったので、誰でも無料で運んでもらえるんじゃないかと思います。このあとの予定をこなす時間がなくなるため、早めにこようと開園時間の8時に合わせてやってきたのですが、あまり朝早くから散策する人はいないらしく、乗客は自分ひとりでした。そのせいか運転手のおじさまがどこから来たの?とかドラマ見た?とかめちゃ話しかけてくれました。降りる時にガーデンの案内マップを出して、「この地図には載ってないけど、ここに中井貴一がドラマでずっと乗ってたキャンピングカーが展示してあるから、見逃さないでね。通り過ぎちゃう人多いんだけど、この位置だよ!」とアツく教えてくれました。おじさんがこんなに推すからには見応えあるのかなあと思って、通りがかったら見てみようと思いました。

ゲートをくぐるとすぐに見えてくるのがこの「白鳥婦人の押し花工房」です。ドラマ見てたら「これこれ〜!」ってなるのかなと思いました。屋根の上の草とか、扉のシャビーな感じとかがナチュラルで、大道具さんの技術はすごいなあと感心しました。まあドラマが終わって何年も経っているので、普通に経年劣化しているだけかもしれません。

中にはこんな感じのドリーミーな押し花作品が小屋いっぱいに飾られています。これ全部お花でできているんだなー、と純粋に感動できます。マダム世代の方を連れてきたら、素敵ねぇ、かわいらしいわねぇ、を連発してくれること請け合いです。

小屋を出るとすぐ横にメインのガーデンを思われるエリアがあるのですが、周りの山々の景色と一体化してて結構ワイルドです。あえてあまり手入れしないようにしている風でした。

これはサルビアでいいのかな。。似たような小花が細長く連なったやつがたくさんあるので、見分けがつきません。でも野草のように斜面に沿って咲いています。

細長いのがテルクリウム、丸いのはエリンジウムでいいんだろうか。エリンジウムの方は、ロンドンの庭でよく見かけたような気がします。

それにしても空気の清々しさが段違いというか、歩いて息しているだけで心が洗われていくような気がします。まだ朝日が照る花の咲き乱れた小道を独占して歩けるなんて、贅沢なお散歩です。毎日こんな気持がいい優雅な散歩ができれば、仕事も心地良く始められそうな気がします。まあそんな時間があれば体力を温存して二度寝してしまうのが日常というやつですが。

この花はこのエリアだけ、と決められていくのではなくて、ラフに折り重なって咲き乱れる様が、自然でとても良い感じです。

ただ上野ファームと比べると、咲いている花の種類は結構少ないです。その分森と山に囲まれているので違う種類の気持ち良さはあります。ドラマのファンでなければわざわざここまで来なくても、上野ファームだけで満足できる気はします。

この黄色い花はこの旅の後半でもたびたび見かけることになるのですが、オオハンゴンソウというらしいです。北米原産の外来種らしいです。

この紫のほわほわしたやつはサクシサ・プランテンシス。かわいい。ロンドンでみたやつはこれかもしれません。

池も作ったりしてありました。上野ガーデンと構成は似ております。

バックのまっすぐ伸びた木々と、まっすぐ伸びたミソハギ?の組み合わせが清々しいです。

 

この建物はグリーンハウスという名前で、ドラマの中でもたびたび出てきたらしいです。中にも入れた気がしますが、全く中を覗いた記憶がありませぬ。今写真を見ながら、中に入ってみたかったかも、と思い返しました。中を覗こうとも思わないくらい、手前のガーデンに咲き乱れている野花に夢中だったのでありましょうか。

こんな気持の良い道が続くので、散策の足も心の浄化も止まりません。ガーデン系の日記は例のごとく写真が大量なのでまだまだ続きます。

 

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